札幌、小樽、函館、余市、富良野といったさまざまな名所があり、国内外から高い人気を集める地「北海道」。
そんな北海道の中でも特に、毎年注目度を上げているのが「ニセコ」です。ニセコの魅力に取りつかれた外国人を中心に土地の購入と宿泊施設の建設が活発で、ここ数年間の地価上昇率は日本1位。
そんなリゾート地ニセコでは毎年リゾートバイトの募集も殺到する人気エリア。今回はニセコで働くおすすめシーズンについてご紹介します。
参考記事ジャンボツアーズ
結論:大自然を満喫したいなら「夏」
外国人と交流したいなら「冬」
結論から言うと、
- 都心の猛烈な暑さや人混みから離れ、大自然と共に心地良い日々を過ごしたい人には「夏」
- スキー、スノボが大好きで、外国人と交流する機会が欲しい人には「冬」
をおすすめします。
【体験談】北海道・夏のリゾートバイトを推奨する理由2つ
夏をおすすめする理由
- 気候
- 大自然の中での生活体験
理由1.気候
ニセコの夏のおすすめ第1位は、なんといっても「気候」です。例年本州は6月頃に梅雨でジメジメしていますが、ニセコに梅雨はありません。晴天が多いのに、夏の夜に25度を超える「熱帯夜」になる日は少なく、冷房無しでも快適に過ごせます。
都心で生活していると、ジメジメしていて汗をかいて、毎日のように満員電車というのが当たり前ですが、ニセコの夏にはそのすべてがありません。まさにストレスフリーの夏を体験できます。
理由2.大自然の中での生活体験
ニセコの夏のおすすめ第2位は、「圧倒的な大自然の中での生活」です。ニセコのイメージはどうしても冬が強いですが、夏も非常に魅力的。一級河川尻別川でサップやラフティングといったアクティビティを楽しみながら、BBQやキャンプをするのは最高です。
すぐ近くには「羊蹄山」という、富士山に似ていることから「蝦夷富士」とも呼ばれる人気の登山スポットもあります。晴れた夜空の星もきれいですよ。
都心で生活している人にとって、こういった環境の中での生活はなかなか体験できないこと。まさにリゾバならでは。
夏のデメリット【北海道・リゾートバイト】
現地でお店を経営している人の中にも、冬のシーズンにしかニセコに来ない(夏は店を営業しない)という人もいます。冬の方が行けるお店や交流できる人の数が多いので、自然以外も求める人にとっては物足りなく感じるかもしれません。
【体験談】北海道・冬のリゾートバイトを推奨する理由2つ
冬をおすすめする理由
- 雪
- 交流
理由1.雪
ニセコの冬のおすすめ第1位は、「雪」です。
ニセコのパウダースノーは、日本人のみならず、カナダやオーストラリアといった海外ボーダーも絶賛しています。スキーやスノボをやる人にとって、働きながら上質な雪で滑れる環境というのはこれ以上ない幸せではないでしょうか。
広大なスキーエリアで、初心者から上級者まで楽しめる作りになっているので、スキーやスノボの経験があまりないけど、滑れるようになりたいという人にももちろんおすすめです。
リゾバが終わった時に、お金もしっかり貯まっていて、スノボも上達していたら最高ですよね。
理由2.交流
ニセコの冬のおすすめ第2位は、「交流」です。前述した通り、冬は海外かと思うほどに外国人率が高まります。
それも世界各国からやってくるので、外国人と交流してみたい、もしくは留学経験があってその語学スキルを活かしたい、新たな知り合いがほしい、という人にはうってつけです。
外国人経営のバーやカフェもあり、仕事でもプライベートでも関わる機会は山ほどあります。生活の中で自然と異文化交流ができる点は、ニセコのリゾバならではの大きな特徴です。
冬のデメリット【北海道・リゾートバイト】
メリットでもあり、デメリットでもあるのが「雪」です。
どうしても交通に影響が出てしまうのはマイナスポイント。地下鉄が無く、路面移動しか選択肢が無いので、車・電車・バスのすべてが動かなければ身動きが取れません。
例えば休みの日に、ニセコ以外のどこかに旅行や観光を計画していても雪の影響で中止を余儀なくされることは考えられます。また、あまりに降雪や積雪がひどいとお客様が到着できず、その分仕事が減ってしまうこともあるので、その点は認識が必要です。
【北海道】リゾートバイトに推奨する職場3選
- ヒルトンニセコビレッジ
- ニセコアンヌプリ国際スキー場
- ウインザーホテル
1.ヒルトンニセコビレッジ
出典:ヒルトンニセコビレッジ
世界に展開している大手リゾートホテル「ヒルトン」でのお仕事です。
寮費無料で、リゾバの経験が無い人も歓迎しています。時給1,000円程度と一般的ですが、職種はレストラン、フロント、ハウスキーパーとさまざまあります。
外国人対応もある一流ホテルでの就業は、きっとその後の仕事にも活かせる経験値。また、ホテルのすぐ後ろは雪山なので、冬季は仕事の合間やプライベートでスキーやスノボに打ち込むことも可能です。
2.ニセコアンヌプリ国際スキー場
出典:ニセコアンヌプリ国際スキー場
冬季限定ですが、「スキー場」でのお仕事です。
チケット販売、レンタルの受付など、まさに雪の中での生活。壮大な雪景色の中、みんなが休日を楽しんでいる空気は心が洗われるような世界を体感できます。
無料リフト券や、スキー・スノボ用具のレンタル、ナイター利用もあるので、仕事終わりに滑ることもできます。スキー好きにはたまらない場所であること間違いありません。
3.ウインザーホテル
出典:ウィンザーホテル
洞爺湖エリアの山頂にある高級ホテル。
洞爺湖サミット開催地のホテルとして世界の要人が訪れた格式高いホテルです。ホテルの周りにはなにもなく、洞爺湖を一望できる作りになっています。休日をゆっくり優雅に過ごしたい人や外国人の方も多く訪れます。
自然の中でワンランク上の仕事を経験したい人におすすめです。
【北海道】リゾートバイトに推奨する地域2選
- ニセコ
- 洞爺湖
1.ニセコ
出典:北海道ニセコ町
北海道と言えば、「自然」をイメージする人が多いと思いますが、ニセコは北海道の中でも特にそのイメージにぴったり合っています。
季節ごとにアクティビティも豊富で、国外からいろいろな人が訪れるので飽きがこないのも特徴。小樽や札幌へのアクセスも良く、北海道内の旅行や買い出しにも困りません。
仕事の募集もたくさんありますが、ニセコでのリゾバ経験者のリピートも多く、最近では人気が高すぎてすぐに埋まってしまう求人もあるようです。
2.洞爺湖
出典:洞爺湖
ニセコから車で1時間ほどに位置する洞爺湖エリア。
2008年にサミットが開かれた場所として一躍有名になりました。このエリアも多くのホテルが立ち並び、リゾバエリアとしても有名です。映画「しあわせのパン」の撮影地として使われており、撮影場所を訪れたい観光客の方も多くいます。
洞爺湖はアクティビティを楽しみたい人よりも、ゆったりと落ち着いた環境での生活がしたい人にとっておすすめです。
国内の観光客は若い層よりも、中年層以降のゆとりをもった方が多い印象です。外国人観光客も多いので、英語や中国語など語学を活かしたい人にもおすすめです。
まとめ
日本で最も面積の広い北海道には、魅力的な場所がたくさん存在していますが、その中でもニセコは自然・アクティビティ・交流を特に豊富に体験できる絶妙なエリアです。
雪国の生活に慣れていないと不便に感じることもあるかとは思いますが、それも1つの人生体験として良いのではないでしょうか。
高いお金を払って来る人たちからすると、住み込みでお金をもらいながらニセコで働いていることは羨ましくて仕方がないこと。リゾバならではの体験をニセコでしてみてはいかがでしょうか。